本講義では,言語教育(主として外国語としての英語教育)におけるデータの活用について概説する。まず,言語教育に関わりのあるデータについて説明し,それが教授や学習,評価おいてどのように活用されるかを概観する。その後,データの実例として語彙データベース,母語話者データ,学習者データを取り上げ,その簡単な使用法を実演する。最後に,データの応用的な活用事例として,英文評価,学習支援ツール,英文理解プロセスの解明について説明する。
データサイエンス講義導入:言語教育にデータはどのように活用されるのか
講義概要
プロフィール
- 名畑目 真吾 筑波大学 人間系
- 2015年筑波大学大学院人文社会科学研究科現代語・現代文化専攻言語情報分野修了。博士(言語学)。共栄大学教育学部専任講師を経て,2018年9月より現職。専門は言語教育,外国語教育。研究テーマは視線計測を活用した英文読解の認知プロセスの解明や,コンピューターを活用した英文読解教材の分析・評価など。
2012-2015: Ph.D. in Linguistics, Graduate School of Humanities and Social Sciences, University of Tsukuba, Japan.
2015-2018: Lecturer, Department of Education, Kyoei University, Japan.
2018-presnet: Assistant Professor, Faculty of Human Sciences, University of Tsukuba, Japan.
Specialization: Language Education, English Language Teaching
Research topic: Studying cognitive processes of EFL reading using eye tracking
Analyzing EFL reading materials employing computational techniques