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2018年度 特別講義「ユビキタスからデジタルネイチャーへ:アート・エンターテイメント・デザイン」

講義の概要

我々はユビキタスコンピューティングの先に計算機自然(Digital Nature)の到来を見据えている。計算機自然では、人と機械、物質世界(Material World)と実質世界(Virtual World)の間に、今までの工業化社会よりも多様な未来の形が起こりうると考えられる。本研究室は、そういった物質性と実質性の間で、計算機応用のもたらす様々な選択肢を想定し、それらを計算機科学的に実装することで、産業・学問・芸術にいたる様々な問題解決に挑戦し、人・計算機・自然における新たな文化的価値の創成を目指しており、そのケーススタディや現在に至るメディア史などを紹介する。

プロフィール

落合 陽一 筑波大学 図書館情報メディア系・メディア創造分野 准教授
2015年東京大学学際情報学府博士課程早期修了,博士(学際情報学).日本学術振興会特別研究員DC1,米国Microsoft ResearchでのResearch Internなどを経て,2015年より筑波大学図書館情報メディア系助教 デジタルネイチャー研究室主宰.2015年,Pixie Dust Technologies.incを起業しCEOとして勤務.2017年から2019年まで筑波大学学長補佐,大阪芸術大学客員教授,デジタルハリウッド大学客員教授を兼務.2017年12月,「デジタルネイチャー推進戦略研究基盤」を筑波大学内に設立し,本基盤の代表/准教授として就任.専門はCG,HCI,VR,視・聴・触覚提示法,デジタルファブリケーション,自動運転や身体制御.研究論文は分野の最難関国際会議であるACM SIGGRAPHやACM UIST,CHIなどに採択されている.

公開