アカデミアとビジネスが融合した未来を創る エンパワーメント情報学プログラム

アカデミアとビジネスが融合した未来を創る

エンパワーメント情報学プログラムに所属する大学院生は、他の研究室と連携した成果を出したり、様々なコンテストへの出品など、従来の大学院生に比べて積極性・自主性が極めて高い。コンテストでの受賞数は所属する学生の数を越えるほどだ。優れた研究力と外部へ出ることへの積極性、その先でしっかりと実力を発揮できる実践力を身につけた成果であり、プログラムの人材育成目標は大成功だと言える。
鈴木先生・岩田先生から見た学生はどのように写っているのだろうか。

 

鈴木先生

「自身の研究以外にも挑戦的な研究をしていたり、学生のチームで支援しているという成果があります。ある学生は自分の博士号の研究では、補完に関する非常に重要な研究を行いました。それに対して、今度は他の研究室学生とチームを組んで、人が空中を歩くという研究したんですね。二次元の歩行をしている時の人の動作と、三次元の中で自由に動ける時の人の動作はどう違うのかという研究です。それは自分の博士論文の研究とは別でおこなっていて、人間拡張の重要な国際会議で論文を発表するという成果が出ています。」

「その他には社会実装の取り組みも行なっていて、在学中に起業している学生や起業のためのファンドをもらった学生もいましたね。今までの学術的な評価というものに加えて、より社会に近いところで活躍したり、学際的な分野で活躍するといった学生が出ていることが特徴ではないでしょうか。」

 

岩田先生

「従来の大学院生に比べて積極性、自主性は極めて高いという風に私は見ています。特にコンテストとか受賞数が半端じゃないですね。従来だと研究科全部で数えるほどという感じだったのが、本プログラムでは学生の数よりも受賞数の方が多いくらいで、これは極めて異例なことだと思います。自分でいろいろコンテスト見つけて参加し、その中で賞を取ってくる。その点において非常に我々の人材育成目標は大成功だったなと思います。」

「博士課程教育リーディングプログラムの最大の目標は実は世の中を変えることなんです。どうやって変えるかというと、企業でも活躍できる博士学生がちゃんといるんだっていうことを実証したいわけなんですよ。既に我々も2回修了生を出して、ほとんどが企業に就職して、その行った先の企業でも高い評価を得ているという実績が出てきています。リーディングプログラム事業全体として、そういう学生をたくさん出していって、現場で使える博士学生がいるんだっていうことを世の中に知らしめるというのがやはり一番重要なことだと思うんですね。我々も修了生のネットワークとかを作ることに努力していますが、日本全体の博士学生が活躍する場を広げていきたいと考えています。」

 

次のトピックでは実際にインターン先で活躍する学生のインタビューと所属学生による座談会に加え、成果発表会の様子をご覧いただきたい。