サーキットトレーニングでフィジカルを強くする 【筑波大学バドミントン部】 理論を実践に組み込む

プロフィール

吹田 真士 筑波大学 体育系 助教
(公財)日本バドミントン協会 普及指導開発部 部員

吹田「技術を活かすための身体の使い方やひとつひとつの動きの大きさ、怪我をしないための土台となる身体づくりがテーマです。筋力がつくということは、同じ動きをする時のスピードに違いが現れます。プレーの幅を広げるためにも基礎的な筋力トレーニングは重要です」

基礎的な身体づくりとして、オフコートでは筋力トレーニングと酸素摂取能力の向上を行い、オンコートではサーキットトレーニングを行っている。特筆すべきは、選手それぞれの能力を数値化し、効率的なメニューを組み立てる取り組みだ。
選手たちは、ひとつのトレーニングメニューに対して「30秒間全力で行える回数」を計測する。その数値を半分にしたものをサーキットトレーニングの実施回数としてメニューに組み込んでいる。

サーキットトレーニングのメリットは、呼吸循環器系の機能を働かせたまま、筋疲労を分散させてトレーニングをすることが可能な点だ。30秒間、全力でひとつのメニューを行うと、エネルギーの出力はATP-PCではなく乳酸系にシフトしてしまう。ひとつひとつの運動の回数を減らしているのは、全力で行える強度を短い時間、約10秒程度で実施し、すぐに他の運動に切り替える事で、より高強度な運動を持続させることが狙いとなっている。

以下に紹介するサーキットトレーニングは、1年の前半のシーズン(4~6月)に行われるメニュー。
このトレーニングをベースに段階的にATP-PC系の強化など、試合に向けた変化をつけてゆく。

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